ナットウキナーゼ

Nattokinase

   

投稿日:2023年6月6日/更新日:2023年6月14日


ナットウキナーゼとは?3つの健康効果と副作用、摂取方法について解説

 
ナットウキナーゼという成分をご存知でしょうか。ナットウキナーゼは納豆のネバネバ糸に含まれる酵素で、血栓を溶解したり、高血圧の予防に役立ったりなど、さまざまな健康効果が確認されている成分です。

納豆を食べることで摂取できますが、最近ではサプリメントも多数販売されており、納豆嫌いな方でも安心して摂取できるようになっています。

本記事では、ナットウキナーゼの代表的な3つの効果と副作用、摂取方法について解説していきます。

ナットウキナーゼについて知りたい方、摂取を考えている方には役に立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

ナットウキナーゼとは?

納豆

ナットウキナーゼは、納豆のネバネバ糸に含まれるタンパク質分解酵素の1つです。

納豆は煮大豆を納豆菌で発酵させて作られますが、この発酵過程ではタンパク質やビタミンなど、さまざまな栄養素が生成されます。

ナットウキナーゼは古くから知られている酵素であり、1925年にはその精製や性質についての報告がなされています。

その後、1980年代になって血栓溶解作用が確認され、倉敷芸術科学大学の教授によって命名されたのがこの「ナットウキナーゼ」です。

ナットウキナーゼは血栓溶解作用を持つ酵素として知られていますが、そのほかにもさまざまな効果を有しており、最近では健康成分として注目を集めています。
 

ナットウキナーゼの3つの健康効果

納豆を食べる中年女性
ナットウキナーゼの主な健康効果は、以下の3つです。
 
・血栓を溶解する
・高血圧を予防する
・コレステロール値を下げる

 
ナットウキナーゼは血栓を溶解するほか、高血圧の予防に役立ったり、コレステロール値を下げたりなど、さまざまな健康効果が確認されています。

最近ではその効果の認知度も高くなりつつあり、健康のために摂取する人も増えているのが現状です。

ここでは、これらナットウキナーゼの効果について詳しく解説していきます。

血栓を溶解する

ナットウキナーゼの作用のうち、最も代表的なものが血栓溶解作用です。

ナットウキナーゼには血栓の主成分「フィブリン」を分解する作用があり、直接的に血栓を溶解する効果が知られています。

また、血栓溶解酵素として知られる「ウロキナーゼ」および「プラスミン」を活性化する作用も確認されており、血栓溶解への間接的な寄与を示唆する報告も少なくありません。

最近では血栓溶解を阻害する「PAI-1」と呼ばれる物質を分解し、血栓溶解を増長させることも分かってきています。

このように、ナットウキナーゼには多角的に血栓を溶解する作用があるため、その継続的な摂取は血栓症の予防に役立つといわれています。

【参考】https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5372539/

高血圧を予防する

ナットウキナーゼは高血圧を予防するうえでも効果的です。ナットウキナーゼの血栓溶解作用によって、副次的な血圧降下作用を示すことが確認されています。

報告によると、ナットウキナーゼを4週間、及び8週間摂取した患者において、収縮期と拡張期の血圧降下が有意に認められています。

この結果から、ナットウキナーゼの継続的な摂取は高血圧を予防・改善するうえで効果的といえるでしょう。

なお、高血圧は長く続くと頭痛やめまい、息切れ、動悸などの症状につながるほか、血管壁が脆くなることで動脈硬化の原因にもなり得ます。

そのため、最近ではこれらの症状を予防するために、ナットウキナーゼを摂取する人も増えています。

【参考】https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22040882/

コレステロール値を下げる

ナットウキナーゼはコレステロール低下作用にも期待できる成分です。

コレステロールは細胞膜の構成成分の1つであり、細胞を作るうえでは欠かせない成分ですが、血中濃度が高くなると脂質異常症や動脈硬化などの原因になります。

そのため、血中コレステロール値の増加は、大きな疾患が生じる原因にもなりかねません。

しかし、ナットウキナーゼには血中コレステロール値を低下させる作用があるため、脂質異常症や動脈硬化、それに伴う大きな疾患の予防に役立ちます。

コレステロール値が適正に保たれると血流も促進されるので、ナットウキナーゼは血流改善作用がある成分としても注目されています。
 

ナットウキナーゼに副作用はある?

現在のところ、ナットウキナーゼに大きな副作用は確認されていません。

ナットウキナーゼは動物を用いての反復経口投与毒性試験のほか、サプリメントを用いたヒトでの安全性試験もクリアしており、過剰摂取や長期摂取をしても問題はないとされています。

ただし、過剰摂取しても効果が増強されるわけではないので、摂取する場合には1日あたりの推奨量である2000FUを目安にするようにしましょう。

※ FUとは、ナットウキナーゼの活性を表す単位です。

なお、抗凝固剤の「ワーファリン」を服用している場合には、納豆の摂取に注意が必要です。

納豆には血液凝固を促進するビタミンK2が含まれており、ワーファリンの作用を弱めてしまう恐れがあります。そのため、ワーファリンを服用している場合には、納豆の摂取は避けておいた方がよいでしょう。

 

ナットウキナーゼの摂取方法

納豆キナーゼのサプリメント
ナットウキナーゼは以下のような方法で摂取できます。
 
・納豆から摂取する
・サプリメントを服用する

 
ナットウキナーゼは元々納豆に含まれている成分ですが、最近ではサプリメントも多く販売されているので、サプリメントでも摂取できます。

また、ナットウキナーゼには効果的な摂取のタイミングがあるので、そのタイミングに合わせて摂取するのがおすすめです。

ここでは、これらナットウキナーゼの摂取方法や、摂取のタイミングについて詳しく解説していきます。

納豆から摂取する

ナットウキナーゼは食材として納豆に含まれているので、普段の食事から摂取できます。

納豆のナットウキナーゼ含有量は、1パック(50g)あたり約1500FUと考えられており、摂取目安量を満たすためには1日あたり1〜2パックを食べれば十分です。

ただし、ナットウキナーゼは熱に弱く、加熱すると構造が壊れ、効果が発揮されにくくなるので、納豆から摂取する場合には加熱しないで食べるようにしましょう。

ちなみに、ナットウキナーゼをEPA・DHAと一緒に摂ると、血液がさらにサラサラになりやすくなるので、納豆を食べる際には青魚もセットにするとより効果的です。

サプリメントを服用する

最近ではナットウキナーゼが配合されたサプリメントも多数販売されているため、サプリメントからでも摂取しやすくなっています。

サプリメントを服用すると、納豆を食べることなくナットウキナーゼを摂取できるので、苦手な方にもおすすめの方法です。

また、サプリメントは摂取効率が高く、摂取時の負担も小さいので、毎日の納豆生活が大変な方にもおすすめできる方法といえます。

ただし、サプリメントはナットウキナーゼを手軽に摂取できますが、知らない間に過剰摂取している可能性もあるので、しっかりと摂取量を確認するようにしましょう。

摂取のタイミング

ナットウキナーゼは夕食時、または就寝前のタイミングに摂取するのがおすすめです。

血栓は深夜から早朝にかけて作られやすいといわれているため、ナットウキナーゼを摂取する場合には、この時間帯に効果が発揮されるよう、タイミングを合わせるとよいでしょう。

ナットウキナーゼは摂取後体内に吸収されるまでに数時間を要するので、摂取タイミングとしては夕食時、あるいは就寝前が最適です。

ちなみに、腸のゴールデンタイムは午後10時頃といわれているので、午後8時頃までには摂取を済ませておくと、しっかりと効果に期待できます。

 

健康食品・サプリメントのOEMは「Held(ヘルト)」にお任せください

ナットウキナーゼは納豆に含まれるタンパク質分解酵素の1つであり、血栓溶解作用を有するほか、さまざまな健康効果が確認されている成分です。

食材として納豆を食べることで摂取できますが、最近ではナットウキナーゼ含有サプリメントも多く販売されており、サプリメントでの摂取需要も高くなりつつあります。

Held(ヘルト)では、最新ニーズやトレンド、お客様のご要望に合わせ、さまざまな機能性原料を用いたOEM・ODMサービスを展開しています。

商品開発をお任せいただける場合には、企画から製造、販売まで、一貫したトータルサポートも可能です。

ナットウキナーゼを配合した製品についても対応可能ですので、ナットウキナーゼを配合したオリジナル製品の販売を検討している場合は、お気軽にお問い合わせください。

 

 
管理栄養士、博士(生物環境調節学) 千葉 大成

■監修

管理栄養士、博士(生物環境調節学)、専門は栄養生理学 千葉 大成

■人々の健康のために

 東京農業大学大学院博士課程修了後、国立健康栄養研究所、大学研究機関で、食と健康に関わる研究活動および教育活動に18年携わってきました。研究活動としては、機能性食品素材に着目した骨粗鬆症予防に関する研究を主に行ってきました。一方で、教育活動の傍ら、地域貢献セミナーや社会人教育にも携わってきました。
 そういった研究・教育活動から疾病をいかに予防するかを考えるようになりました。つまり、薬剤で“病気にフタ”をすることで病気を抑えることよりも生活習慣(食事、運動、サプリメント)で“病因を流す”ことによって疾病を予防していくことを積極的に働きかけていきたいと考えるようになりました。

■略 歴

2000年東京農業大学農学研究科博士後期課程修了後、2018年まで大学教育研究機関で主にフラボノイドによる骨代謝調節に関する研究に従事した。