コラム

Column

投稿日:2026年3月27日/更新日:2026年2月27日


OEM商品の資材設計ガイド|そのアルミ袋、全部同じじゃありません
アルミは同じじゃない

「そのアルミ袋、全部同じじゃありません。」
知らないと後悔する“オプション加工”の話

 

アルミ袋は“袋”ではなく、売れるかを左右する設計パーツ

アルミ袋は、ただ中身を入れるための袋ではありません。 

・吊り下げ穴ひとつで販路が変わります。
・切り取り線ひとつでクレームが減ります。
・ガス抜きバルブひとつで品質トラブルを防げます。

 

ほんの小さな加工の違いですが、
それが「売れる・売れない」「続く・止まる」を分けることがあります。

 

それなのに、初めてOEMを依頼する方ほど
「とりあえず標準仕様で」
と進めてしまいがちです。

 

実はそこが、最初の分かれ道です。

 

そもそもアルミ袋の“オプション加工”とは?

アルミ袋には、基本仕様とは別に“機能を追加できる加工”があります。

 

これを「オプション加工」と呼びます。

 

簡単に言うと、
袋にあとから役割を足す設計
のことです。

 

代表的なのは、次の3つです。
・吊り下げフック穴(ハンガーホール)
・レーザー加工の切り取り線
・ガス抜きバルブ

 

名前を聞いてもピンと来ないかもしれません。
ですが、それぞれに明確な目的があります。

 

代表的な3つのオプション加工をわかりやすく解説

吊り下げフック穴(ハンガーホール)

袋の上部に丸い穴を開ける加工です。

 

ドラッグストアやバラエティショップで、
商品がフックに掛けられているのを見たことがあると思います。
あの穴です。

 

何のために付けるのか?

店舗で「吊り下げ陳列」を可能にするためです。

 

棚置きだけだと、置ける商品数に限界があります。
一方、吊り下げができると目線に近い位置に展開できます。

 

つまり、
販路の可能性が広がる設計です。

 

今はネット販売だけだから不要ですよね?
よくあるご相談です。

 

将来的に店舗展開を考えているなら、初回設計の段階で想定しておくほうが、
後から袋を作り直すより効率的な場合もあります。

 

レーザー加工の切り取り線

袋の上部にレーザーで細かなミシン目を入れる加工です。

 

ハサミがなくても、手でまっすぐ開封できます。

 

これがないとどうなる?
・ギザギザに切れてしまい、見た目が汚い
・硬くて切れない(女性に多いです)
・チャックのところまで破けてしまい、チャックが出来ない

 

小さなことのようですが、ユーザー体験には大きく影響します。

 

特に女性向け商材や高価格帯商品では、
「開けやすさ=印象」
になることもあります。

 

レビュー評価に影響するポイントでもあります。

 

ガス抜きバルブ

袋の内側に発生したガスを外へ逃がし、外気は入れない仕組みです。
コーヒー豆の袋についている丸いパーツを思い出していただくと分かりやすいでしょう。

 

なぜ必要なのか?

 

サプリメントの原料によっては、微量のガスを発生させるものがあります。
その場合、
袋が膨らむ
見た目が悪くなる
「劣化しているのでは?」と不安を与える

といった問題が起こります。

 

すべての商品に必要なわけではありません。
ですが、粉末原料や発酵系素材では検討対象になります。

 

ここを知らずに進めてしまうと、
後から「こんなはずじゃなかった」となることもあります。

 

オプションは“全部つける”が正解ではない

ここで、多くの初心者の方が迷います。
・結局どれが必要?
・付けないと不安…
・でもコストは抑えたい…

 

結論から言うと、
全部つけるのが正解ではありません。

 

判断基準はこの4つです。

・販売チャネル(EC中心か、店舗展開か)
・ターゲット層
・中身の性質
・ブランドの方向性

アルミ袋の設計は、後から変えにくい部分です

アルミ袋は、単なるコスト項目ではありません。

 

・どの売り場に置けるか
・開封しやすいかどうか
・商品としてどう見えるか

 

こうした点に関わる部分です。

 

もちろん、すべてを完璧に決める必要はありません。
ただ、後から変更しづらいのが「資材設計」の特徴です。

 

「とりあえず標準で進める」という選択も一つの判断です。

 

ですが、その前に一度だけ、
・販売チャネルはどこか
・将来的な展開はあるか
・中身の特性に注意点はないか

 

を整理しておくと、無駄な作り直しを防ぎやすくなります。

 

迷われるのは当然です。
アルミ袋のオプションは、初めての方には分かりづらい部分です。

 

だからこそ、設計段階で一度立ち止まって考えることが大切です。

 

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